<津和野城>の”二重櫓”を巡るの詳細

<津和野城>の”二重櫓”を巡る
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概要

「全国の“二重櫓”を巡る」をテーマで、「現存」と「復元・復興・模擬」の「二重櫓」の多様性(構造、形式、用途、目的、名称等)を実感しながら、北から南にかけてお届けしています。 本日第30弾目は、「津和野城 物見櫓、馬場先櫓」の二基です。  ①「津和野城…… more   物見櫓、馬場先櫓」(島根県鹿足郡津和野町)  どちらも重要文化財 「津和野城」の前身は「三本松城」ですが、戦国時代の終焉迄この地を「毛利家」の下で守備をしていた「吉見家」のお城でした。 「吉見家」は、鎌倉時代に元寇の再攻に備えて、鎌倉幕府が「能登吉見家」の一派に命じて防御を命じたことからこの地に移住した家系です。 関ケ原の戦い後「吉見家」は、「毛利家」とともに萩へ移り、その後に入ったのが「坂崎直盛」で「三本松城」の大改修とともに「津和野城」と名前を替えました。 しかし「直盛」は、「大坂夏の陣」の時に、「大坂城」から「千姫」を救出すれば「千姫」を嫁にするという「徳川家康」との約束が反故にされたので、「千姫略奪未遂」を起こし、その結果自害に追い込まれるという事件を起こしました。 1617年に「亀井政矩」が入城し、以降代々「亀井家」が幕末・維新まで続きました。 「物見櫓」は、藩庁に建っていた二階建て長屋で「薬楽園」に中にありますが、大正時代に現在の場所に移築されています。 一部が二階建てで畳敷きとなり、「弥栄神社」の鷺舞等の祭礼を上覧する際にはこの場所を使用したようです。 壁の下部周囲は、「海鼠壁」となっていて美しいです。 重文「物見櫓」重文「物見櫓」(出窓の所から藩主が観覧したと思われます)重文「物見櫓」(裏側は、蔵風)重文「物見櫓」(「海鼠壁」が周囲を取り巻く) 「馬場先櫓」は、津和野川に架かる橋に面した場所に建ち、藩庁の外郭ラインにあった隅櫓の一つです。 一階は」厩役人」の詰所、二階は飢饉用の穀物を備蓄した「義倉(ぎそう)」として使用されていました。 外壁は「漆喰仕上げ」、入母屋造屋根には亀井家の家紋「付きます。 重文「馬場先櫓」重文「馬場先櫓」重文「馬場先櫓」の入母屋屋根重文「馬場先櫓」の鬼瓦には「亀井家家紋」の「隅立四目」が付く重文「馬場先櫓」の外壁「漆漆喰仕上げ」重文「馬場先櫓」(津和野川に架かる「幸橋」端に建つ)   下記の「ポチ」をどうぞよろしくお願いいたします。お城巡りランキング こちらにも「ポチ」をどうぞよろしくお願いいたします。にほんブログ村    close

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投稿日時 2021-04-07 01:00:02

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