3月20・21日の2日間、愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開催された「にっぽん城まつり」レポートその3です。 会場では2日間にわたってお城の専門家やお城好きのタレントさんによる講演会やトークショーが行われました。 講演会は入場料とは別途チケット代が必要でしたが…… more 、ミニステージで行われたイベントやトークショーは入場者は自由に見学することができました。この日はお城好きのＤＪクリス・グレンさんの司会によって進行されました。  名古屋おもてなし武将隊赤い甲冑は前田慶次。前田利家の甥、「天下御免の傾奇者」として有名な武将隊の晴れ男です。普段は名古屋城を中心に活動しています。講演会でもお話を聞きましたが、お城の知識もなかなかのものです。 ひこにゃんご存じ彦根城のゆるキャラ。この日は国宝彦根城と佐和山城のＰＲに訪れました。動きがスローでゆるいのが人気の秘密？！ 三浦正幸先生（広島大学名誉教授）三浦先生は初心者からマニアまで楽しめる名古屋城の見どころについて解説されました。マニア向けには現在愛知県体育館が建っている三の丸の石垣について。ここは山内一豊が担当した工区ですが、山内家の家紋や名前が嫌というほど彫ってある刻印石が残っているのでぜひ見てほしいと。また、最近の調査で大天守西側の本丸内堀から石列が見つかりましたが、これは千田先生が主張するような西の小天守の石垣ではないとあっさり否定されました。ちょっとがっかり。 萩原さちこさん（城郭ライター）クリスさんとの身長差が微笑ましい(^^)愛知県は教科書に出てくるようなお城や合戦が普通に近所で行われていた。関東の人間からするととてもうらやましいと。そういわれると何となく地元民としては誇らしい気分になります。名古屋城は同じ家康が築いたこともあり、江戸城との共通点や違いについても注目して見てほしい。愛知県の続100名城にも選定されている古宮城がおすすめ。シナモンロールのような縄張りがよく残されていて素晴らしい。 加藤理文先生（日本城郭協会理事）加藤先生がお城好きになったのは小学校5年生くらいにはじめて作った姫路城のプラモデルがきっかけだったとか。自分と同じだったので親近感が湧きました。100名城選定の委員としての裏話も聞けました。続100城目を決めたときに99まではすんなり決まりましたが、なかなか最後の1城が決まりません。最後は加藤君が決めていいよと小和田先生に言われて、即座に入れたのはなんと東京の品川台場だったそうです。もし、この先続々100名城があるとするなら、愛知県のお城で入れたいのはというクリスさんの問いには大給城（おぎゅうじょう）でしょうと。行ったことがないので、今度行ってみたいと思います。 クリスさんはそれぞれ３人の先生に一番好きなお城、お勧めのお城はどこですか？と質問されましたが、どの先生もひとつには決められないと答えられました。そりゃそうですよね。城好きな人に一番を聞くのはラーメン好きの人にどこのお店のラーメンがお勧めですか、と聞くようなものです。城にはそれぞれ歴史があり、地域も地形も異なる。ひとつとして同じ城はないと加藤先生も萩原さんも口を揃えておっしゃいました。 翌日は小和田哲男先生、千田嘉博先生、高橋英樹さんらの講演会やトークショーがありましたが、残念ながら所用があり2日目は欠席しました。他の方のブログで紹介記事を探してみるとしましょう。 オリジナルグッズの販売コーナーもありました。御城印をいれる手帳などが人気のようです。  このイベントは来年も愛知県で開かれると小耳にはさみました。次回も是非参加したいと思います。 ランキング参加しています。よろしければご協力お願いします。お城・史跡ランキングへお城巡りランキングへ close

にっぽん城まつり　その3