砥石城(長野県)の詳細

砥石城(長野県)
むぎの城さんぽ
ページの情報
記事タイトル 砥石城(長野県)
概要

【戸石城】といしじょう 【別名】砥石城・本城・枡形城・米山城 【構造】山城 【築城者】村上義清 【築城年代】不明 【指定史跡】県指定史跡 【場所】長野県上田市上野 地図 砥石城は、東太郎山の一支脈が神川に沿って南方に突出している高い尾根に構築され、 本城を中心に北に枡形城、南に…… more 砥石城、西南に米山城を配した堅固な連郭式山城で、 総称して砥石城と呼ばれています。 村上氏・真田氏が戦略上重要視し、規模が大きく四要害を二体として構築し、 居館としても用いられた珍しい特色を持つ重要な役割を果たした城です。 案内看板 砥石城跡櫓門口駐車場へやって来ました。 ここには案内看板の他にトイレも設置されているので訪れやすい場所でもあります。 山の方を見上げると、東屋や旗が見えるので迷うことなくこの道を進むことになります。 櫓門口登山道碑 「なめんなよ!」の言葉が目に飛び込んで来ます。 すごい石碑があるなあと横目に、気を引き締めて行ってみよう! 東屋が見えてきました。 櫓門 東屋を過ぎると目の前には櫓門があります。 登山道 櫓門を抜けると、整備された道が続きます。 こんな歩きやすい道になっているとは、整備された方々に感謝です。 分岐点 歩きやすく、紅葉した木々を見ながら尾根に出ました。 左に行くと米山城です。 ここからは米山城からの続きをお伝えします。 分岐点から、米山城とは逆に向かう砥石城方面と進んでみましょう! 少し歩くと、道は階段状に変化します。 これをひたすら登るのですが、とても整備されていて歩きやすくなっているものの、 やはり階段は疲れます ひたすら階段を登っていると、途中自然の岩肌を削って造られた石段がありました。 ※ここには西側に迂回路があります。 200段目 ふと、足元を見ると200と書かれた場所がありました。 ここまでで200段ということでしょうか。 ようやく頂上?が見えてきました。 ここで左側に主郭を回り込むように小道があるのですが、ここはまず主郭を目指すため真直ぐ登ります。 標柱と案内看板 砥石城の主郭へ到着しました! 標柱と看板が見えます。 今年は特に山城サミットがあっただけに、よく整備され、熊も近寄らないほど 登城者が多く、安心して登ることが出来るチャンスの時期と言えます。 砥石城はた、太郎山山系の東端に位置し、周辺には支城が築かれています。 この辺りはどの方向を見ても城だらけで、その数の多さに圧倒されます。 天文19年8月に武田信玄が村上義清攻略のために砥石城を攻めるのですが、 城を落とすことが出来ませんでした。(砥石崩れ) そして退陣したところ、村上勢の追い討ちに遭い、信玄はついに砥石城を落とすことができませんでした。 ところが、この半年後信玄が落とせなかった砥石城を真田幸隆が落しています。(真田乗取) 眺望 上田の町が見渡せる物見のような立地となっています。 主郭の東側は切岸になっていて、登り降りは困難です。 急で足元が悪い虎口が付いてますが、ロープを頼りにここを降りて本城へと進みます。 切岸 主郭を下ってみると、切岸側に案内看板があります。 読んでみると、ここは梯子を掛けて登ったと推定しています。 堀切 切岸の下には堀を切ってダブルで防御をしています。 伊勢山方面からの道の抑えとしています。 大手口 旧松代街道から大手道を登って来ると、本城または枡形城と呼ばれる大手口に出て ここで合流します。 馬場 大手口の案内看板のある平場が馬場と呼ばれている場所になります。 本城虎口 本城下の郭にやって来ました。 石垣が見えて来ただけで、ワクワクします(^^) 石積み 土留めの石積みがあります。 主郭の虎口を固める石積みですが、おそらく両側にあったであろう石積みは片側だけしか残ってません。 虎口 木の根がまるで階段のように…。 本城主郭 さて、先ほどからここを本城と呼んでいますが、いろいろな資料を見ると、 実はこの先の枡形城と呼び方が入れ違ったりもしています。 古地図を調べると、本城と枡形城の位置が入れ替わって表現されています。 地元伊勢山の年寄りはここを枡形城と呼びますが、教育委員会はここを本城と定めたため 案内看板や公式表示は本城として表記されています。 天正11年に真田昌幸が上田城を築くまでの間の拠点となった可能性があります。 また、第二次上田合戦では、徳川軍として真田幸村の兄信之が砥石城に入っていたことが確認されています。 主郭北側を覗き込むと、堀切られているのが見えます。 堀跡 主郭から下に降りてみると、こんな感じです! ちょっと埋まってしまっているようですが、その姿はしっかり堀です。 道はさらに北へとつづく。 この先には枡形城が待っています。 大手口から水の手を経て登り上げると、この本城へと辿りつきます。 三郭部で構成されたこの城はそれぞれの方向から登城可能になっています。 どのルートから攻めようかと、行った後からでも迷います。 大手道から登城してないので水の手を見逃しているので、次に登城する時は大手からにします。 令和2年10月31日登城 今回の参考本 長野の山城ベスト50を歩く克造, 河西サンライズ出版 甲信越の名城を歩く 長野編克昭, 中澤吉川弘文館 close

砥石城(長野県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城以外の城
投稿日時 2020-11-25 14:40:02

「砥石城(長野県)」関連ページ一覧

新着記事一覧

<打込み接・布積み(関八州)> 江戸城、小田原城、佐貫城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、昨日から、下記の分類表「①②-(4)打込み接・布積み」の石垣を導入しているお城を、再び日本の北から南にかけてご紹...
シロスキーのお城紀行
2022-09-26 01:00:04

中城城 日本100名城 沖縄 路線バスで行く世界遺産5城 5-4


hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
 ◆中城城 三の郭の石積 またかなり間が空いてしまいました。引き続き3月中旬に久々に沖縄、世界遺産5城を2泊3日で路線バスを利用して...
hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
2022-09-25 14:40:05

<打込接・布積み(奥羽・出羽)> 弘前城、盛岡城、仙台城、会津若松城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、「①②-(3)打込み接・乱積み」を日本の北から南まで展開しているお城の写真をお届けしてきましたが、昨日で一応終了...
シロスキーのお城紀行
2022-09-25 02:00:03

讃岐小豆島 星ケ城  西峰と東峰から成る素晴らしい眺望の山城


久太郎の戦国城めぐり
讃岐小豆島 星ケ城 (香川県小豆郡小豆島町安田・星ケ城山) <県指定史跡> <ちょっと小豆島まで行ってきます・②>坂手港から安田館を訪問した後...
久太郎の戦国城めぐり
小豆島の城めぐり
2022-09-25 01:40:03

第439回:江馬氏下館(北飛騨における江馬氏の繁栄を示す城館跡)


こにるのお城訪問記
訪問日:2021年11月江馬氏下館(えまししもやかた)は岐阜県飛騨市にあった城館です。江馬氏城館跡の一つとして国史跡に指定されています。北飛騨の雄...
こにるのお城訪問記
岐阜県の城郭
2022-09-25 01:20:03
;