滋賀県長浜市にある虎御前山城です。1575年、小谷城攻めの陣城として織田信長によって築かれました。日本古城友の会例会で中井均先生が講師をしてくださるとのことで訪問してきました(^^)/ ＪＲ虎姫駅から出発して城の南側から登ります。虎御前山城は陣城で小谷城攻めでよく聞くけ…… more ど、こうして現地見学に行けるほど遺構がある場所とは思っていませんでした。それも著名な中井先生の講師で訪問できるのは望外のことです(*´ω｀)下記は例会資料にあった日本古城友の会・川端義憲先生が作図した鳥瞰図です。南北４ｋｍに渡って築かれた陣城の様子が手に取るようにイメージできますね!(^^)!  まず城の南、矢合神社から登っていきます。実はこの辺りから伝多賀貞能陣、伝蜂屋頼隆陣とあるのですが、遺構はないのでスルー。伝丹羽長秀陣までやってきました。といっても、ここも元キャンプ場で遺構はありません。。  伝滝川一益陣へ。ここも電波塔があったりして改変がされていますね。ここから伝堀秀政陣に行く間から遺構がみられるようになりました。ちなみに伝とあるように、後世の史料から各武将の陣とされているだけで、ホントかどうかはわからないそうです。彦根城博物館所蔵の虎御前山古砦図がそれで、陣があることは間違いないけど、誰の陣かというのは後世の人が織田信長は大将だからてっぺんに違いない・・みたいなノリじゃないかとのこと(^_^;)虎御前山は古墳がたくさんあり、陣城が古墳を利用して造作されています。下の写真は円墳が並んでいて、円墳の頂上が削平されています。堀切 階段状の曲輪が続き、小高い場所に伝堀秀政陣がみえてきました。手前に横堀が一条。曲輪を囲うような横堀ではないですが、両斜面側にある竪堀と連携しているようです。ここで昼休憩しました。段曲輪  昼食後、伝織田信長陣に向かいます。広い曲輪に入り、虎口から本陣へ。長枡形の虎口で、さすがは信長本陣といったところです。しかし、中井先生は何か物申したい雰囲気で話をされていて、とても気になります(?_?)虎口伝織田信長陣  北側に降りて伝織田信長陣をみます。立派な切岸ですねえ！ 北に進むと伝羽柴秀吉陣です。中井先生によれば、実はここが織田信長の本陣ではないかという見解が示されました。説明を聞いていると、うーむなるほど・・先程の陣では土塁があまりなかったのが、ここは土塁が張り巡らされています。横矢をかける仕組みや、虎口の外側に設置するかざし堀など、巧みな造りをしていました。確かにこちらの方が本陣にふさわしい造りといえそうですねΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！  城の北側に下山、ＪＲ河毛駅に向かいます。滋賀県のこの辺りは素晴らしい城がたくさんあっていいなあ(^^♪駅に向かう途中、見えた小山が伝明智光秀陣だそうです。光秀だけ独立した陣なのですね。   戦国時代ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

虎御前山城～日本古城友の会例会