伊予十城~小湊城の詳細

伊予十城~小湊城
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記事タイトル 伊予十城~小湊城
概要

伊予十城の続き。https://ameblo.jp/sengokub/entry-12540190612.html?frm=theme「当城、大津、せり、本尊、興居島、賀島、来島、小湊、櫛部、丹生川、是も十ヶ所の事に候、肝要之持所たに相拘候へハ・・第一領地茂有間敷之条、持くさし候…… more て、役に立間敷候・・」この中の小湊について。最初思い浮かんだのが伊予市小湊ですが、河野氏の活動範囲を考えると、どうもしっくりきません。いろいろ調べて、今治に小湊という場所があることを知りました。その場所がこちら。城慶寺という寺があり、城という字があることから、ここがそうかも? 寺の入口に看板がありました。この寺は日本遺産「村上海賊」を構成する文化財のひとつとのこと。そして小湊城という文字が。そう、ここが伊予十城のひとつ、小湊城ですね(*‘∀‘) 寺内の高台に登ってみます。曲輪状の場所に辿り着きました。ここから今治沖が見渡せますね。小早川隆景が選んだだけあって、小湊城は海の要所といえそうです。また、藤堂高虎が今治城を築くまでの間、高虎は小湊城を繋ぎの城として重視していました。もしかしたら高虎がここに滞在していたのかもしれません。  ここから浅川河口付近にあった今治津と呼ばれた地域が見渡せます。中世の重要な港湾ですが、これまで所在地がはっきりしませんでした。藤本誉博先生の「中世伊予府中の海岸地域と「今治津」」によると、「正保今治城絵図」の浅川河口部に「古船入」という記述があり、ここが今治津であろうとしています。1531年、河野通直(弾正)が上京する際に小湊を使用したことから、重要な港湾であったのは間違いなさそう。  寺の開基は来島通総です。小湊城は来島氏ゆかりっぽいですが、能島村上氏が小湊城を支配している記録もあって、紆余曲折がありそうですね。例えば来島氏の離反とか・・もしかしたら能島村上氏と来島村上氏の争いが小湊城でもあったかもしれません。他に遺構は見当たりませんが、寺の後背にある山からは村上氏由来と考えられる遺物が出てきたそうです。   戦国時代ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

伊予十城~小湊城
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投稿日時 2020-01-21 01:00:05

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