東京都にあります江戸城見附です。江戸城見附図 ※画像は人文社刊行の「江戸切絵図で歩く」より引用四回目の今回は牛込見附へ向かいます。その途中、少し寄り道で小石川後楽園に来ました。水戸徳川家の上屋敷跡だった場所です。現在は庭園として市民の憩いの場になっています。小石川後楽園の外壁には…… more 白い築地塀が採用されています。ここの屋根瓦の紋は六葉葵という裏家紋が採用されています。また、築地塀の土台の石垣には、鍛冶橋で発掘された外堀の石垣を再利用しているそうです。ここから石垣の色が変わっています。ここからが再利用された石垣の区間になります。江戸城外堀石垣材再利用範囲のプレートがありました。刻印も多数発見できました。外堀工事を担当した大名家の刻印と考えられます。JR飯田橋西口付近までくると、大きな石垣が道路を挟んで左右にありました。ここが牛込見附跡です。牛込見附は1639年に建造された、田安門から上州道への要衝にあたり、別名「楓の御門」とも呼ばれていた見附跡になります。 ２つの門を直角に配置したいわゆる枡形門でしたが、1902年に撤去されました。西側の石垣から見ます。説明板がありました。徳島藩の蜂須賀忠英公によって石垣の建設が行われました。上州道の出口となる交通の要所であると同時に、秋の紅葉の名所であったようです。石垣の手前にかかっています牛込橋です。牛込橋から見る西側石垣です。続いて横断歩道を渡り東側の石垣にいきます。牛込橋の中央です。渡った先の東側石垣です。東側石垣のさらに東側です。その奥には交番があります。牛込橋の説明板もあります。こちらは富士見二丁目の説明板です。このしゅうへは武家屋敷が立ち並ぶ地域だったようです。町名の由来は明治時代に入ってからだそうです。東側の石垣の手前には大きな石が展示されていました。石垣には刻印もあります。入阿波守内と刻印されています。東側からも牛込橋を渡ります。牛込橋から見る東側石垣です。石垣はビル四階から五階相当の高さがあります。ここから見る西側石垣です。橋からの東側の景色です。飯田濠です。牛込橋を渡ると自転車置き場があるのですが、そこにも石垣が残っていました。古い飯田濠の説明板もここにはありました。説明板によるとこの石垣は江戸時代のものとのことです。次回は市ヶ谷見附を目指します。【其の五に続く】訪問日:2018年秋〜冬▽ ▽ ランキングに参加しています。 応援(クリック)よろしくお願いいたします。  ⬅︎  クリックしてくださいね〜にほんブログ村 close

江戸城にゆく三十六見附編  其の四:牛込見附