柄杓山城(群馬県)の詳細

柄杓山城(群馬県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 柄杓山城(群馬県)
概要

【柄杓山城】ひしゃくやまじょう 【別名】桐生城・桧杓山城・桐生桧杓山城 【構造】山城 【築城者】桐生国綱 【築城年代】1350年(観応元年) 【指定史跡】市指定史跡 【場所】桐生市梅田町1 地図 柄杓山城は桐生城とも呼ばれ、桐生氏が居城したと言われています。 三筋の堀切で各郭を…… more 分断し、郭には腰郭を巡らせた螺旋状の構造になっています。 県道66号線のおりひめバスの「城山入口」バス停前に 「柄杓山城跡遊歩道」の案内看板があるのでそれに従って進んで行くと 遊歩道入口まで辿り着きます。 駐車場 案内看板に従ってどんどん進んで行くとトイレが左手に見えて来ます。 その先が駐車場です。 この駐車場にも案内看板があり、この先道には「工事関係者以外一般車両立ち入り禁止」の看板があります。 しかし、看板をよく見ると、「遊歩道あります」と書いてあるので徒歩であれば通過しても良いようです。 遊歩道入口 今回も搦め手側からの登城となります^^; 案内板の先を見ると工事現場のようで侵入禁止かと躊躇してしまいますが 遊歩道の入口はこの奥にあるのでここを入って行きます。 この先は建設会社の残土置き場になっていますが、以前はここまで車で来て ここに駐車出来たようですが、関係者以外立ち入り禁止になっているので 車は下の駐車場に置くことにしました。 残土置き場の山に向かって右端に遊歩道への小道があります。 ここを登って行くのですがちょっとわかりずらく、遊歩道というには ちょっと狭い道ですので注意して探してみてください。 残土置場 現在はこのように重機も入っている状態です。 残土置き場を見下しながら細い小道をどんどん山の中へ進んで行きます。 休憩舎 登り始めて間もなく休憩舎があります。 三の丸 三の丸という看板が落ちているのですが、実際はここは 三の丸より手前のようです。 この先見事な堀切があり、その上が本来の三の丸のように思えます。 堀切 三の丸の堀切です。 これを見た時は「おお~」と堀切を行ったり来たりして観察。 三の丸を右手に、道は二の丸に向って続いています。 道から真直ぐ正面に見えるのが二の丸になります。 堀切 三の丸と二の丸の間の堀切です。 向って左手に獣道のようにうっすら道が付いています。 そこから二の丸へ登れるようですが、まずは一旦本丸を目指します。 二の丸を左手に、道は南斜面側を歩いて進みます。 ベンチがあり、木が無ければここからの眺めが良いはず…ですが眺望叶わず。 堀切 そして二の丸と本丸の間の堀切です。 ここもきっちり郭と郭を切り離した形になっています。 北側を覗き込むと結構キツイ竪堀です。 日が当らず不気味な空気が流れています。 ここを登り上げると堀切を見下せるようになっているので そこから堀切を通過する敵を狙い撃ち出来たんでしょうね。 道は主郭の南下を通って本丸へ。 石垣?が見えて来ました。 石と木材で補強しています。 これは現代に造られたものですね。崩れやすかったのかな? 大手道 南斜面に付けられたこちらの道が大手道になります。 日当たりもよく、眺めもよくなってきました。 本丸も近い!と感じられる場所です。 本丸虎口 本丸の虎口です。 わりと広いようです。 本丸 立派な城址碑があります。 国有林野買受記念碑 昭和28年8月12日に登記されたこの城の値段はなんと¥2,129,877‐ 桐生桧杓山城碑 柄杓山城について記された説明文です。 写真では読めないかもしれませんが、横に読んで行くと大体のことがわかります。 眺望 山麓に領主の居住地をつくり、梅原館を下屋敷としました。 そんな桐生の町が眼下には広がります。 本丸東側 本丸の東端から下を見下すと、腰郭が見えます。 迷うことなく降りて見ることにしました。 本丸の東側の腰郭から南側に廻ってみました。 めっちゃ斜面! こんなところは歩いちゃいけません!! 大手道 本丸東側から南斜面を無理矢理歩いて大手道に出て来ました。 二の丸 本丸と二の丸の間の堀切から二の丸へよじ登ってみました。 平場ではありますが、こちらは木が伐採されていないので夏場は 藪になってしまいそうです。 四の丸 二の丸から北へ延びる尾根伝いに郭が続いています。 目の前の堀切の向こうが四の丸です。 斜面に付けられた獣も滑りそうな道で元の道へ戻り帰路へ。 しかしこの歩くのに辛い斜面に付けられた小道が もともとある二の丸への連絡路なのです。 遠望 柄杓山城を下山し、南に面した麓へやって来ました。 柄杓をひっくり返した形をしているので柄杓山と呼ばれているそうですが この角度ではそう見えないですね。 撮影ポイント間違えました 日枝神社 日枝神社は、平安末期に桐生氏始祖六郎が桐生入部の時に その守護神である近江国日吉神社の分霊を勧請したのに始まりです。 拝殿 いつものようにお参りです。 桐生城跡日枝神社のクスノキ群 桐生国綱が神祠を建立し、神木としてクスノキ5本を献じたと伝わります。 暖地性の植物が一ヶ所に数株を見るのは珍しいようで、県の天然記念物に指定されています。 柄杓山城跡遊歩道 この道からも登ることが出来るようです。 こんなに素晴らしい山城だとは思わずに訪れたので、めっちゃ大はしゃぎしてしまいました^^; 郭と郭を切断する堀切には興奮しました! 切った先(奥)が見えないのがそそられます。 しかも両方の切り立った頭の上から狙い撃ちですよ。すご~い!! とも楽しめました。満足です 平成31年1月19日登城 戦国史 上州の150年戦争簗瀬 大輔,久保田 順一上毛新聞社 出版部 close

柄杓山城(群馬県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城以外の城
投稿日時 2019-01-30 15:00:01

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