名古屋城(愛知県)の詳細

名古屋城(愛知県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 名古屋城(愛知県)
概要

【 名古屋城 】なごやじょう 【 別名 】金鯱城 【 構造 】平城 【 築城者 】徳川家康 【 築城年代 】1610年(慶長15年) 【 指定史跡 】国指定史跡 国重要文化財 【 場所 】名古屋市中区本丸1-1 地図 【 スタンプ設置場所 】名古屋城天守閣 戦災焼失後、1959…… more 年(昭和34年)に鉄筋コンクリートで復元された名古屋城。 江戸と大坂の中間に位置し、徳川家康の戦略的な拠点として築城されました。 「天下普請」による諸大名の築城で、家康は大坂城にいる豊臣秀吉の遺児秀頼への 防衛拠点として次々と城を築き、天下普請最終段階としての集大成として最高水準の 名城をここに完成させました。 そして…天守閣木造復元事業に伴う調査及び工事により、 名古屋城天守閣は平成30年5月7日から入場禁止(閉館)となります。 正門 明治43年に旧江戸城内の蓮池御門が移築されました。 第2次世界大戦により焼失したため、昭和34年の天守再建と共に再建されました。 西南隅櫓(未申櫓) 東南隅櫓と同じ規模の二重三階櫓。 石落しの唐破風が特徴です。 表二之門 門扉は鉄板張りで、門の袖壁には小振りの丸い穴(鉄砲狭間)見えます。 表一之門跡 本丸御殿 本丸御殿はこちら 名古屋城内には本丸御殿と二之丸御殿の二つの御殿が存在していました。 二之丸御殿は尾張藩主の御殿でしたが、明治初期に取り壊されています。 大天守・小天守 名古屋城は1930年(昭和5年)、城郭建築における第一号の国宝に指定されました。 しかし、1945年(昭和20年)の名古屋空襲によって本丸のほとんどを焼失してしまいました。 現在の天守は1959年(昭和34年)に鉄筋コンクリートで再建されたものです。 小天守入口 鉄筋コンクリートらしい造りです。 橋台 大天守と小天守を結ぶ橋台。 渡櫓ではなく土塀で挟んだ形で屋根がありません。 大天守と小天守の両方の入口の頭上には石落しが付いています。 金の鯱鉾 鯱には水を呼ぶという伝説があり、火除けのため天守閣上に載せるようになったと言われています。 これ一体で自動車一台分ほどの重さがあるんですね。 金の鯱鉾のこわい話は以前墨俣城でも紹介したのですが、雄と雌が一対になっていて 雄は国内、雌は海外に貸し出し展示されていたことがあります。 盗まれたことも数回…。 その不在中に災難が起こるとの話が聞かれます。(ホント?ウソ?) 守り神がいないということは、災難に見舞われるということか…。 今回天守建替えとなれば当然鯱鉾を降ろすことになるので災いが起きないことを 祈るばかりです。くれぐれも工事中は安全を重視ということで。 黄金水井戸枠(模型) 井戸底は純金と伝えられていましたが、昭和34年の天守閣再建時の調査では 金ではなく小石が約1mの厚さで詰めこまれていたことが明らかになりました。 この井戸も天守焼失とともに失われているので、ここに展示されているのは 国宝当時の井戸型を模したものです。 天守閣展望台 ここにある売店で、数年に1度キティーちゃんの鯱鉾ボールペンをまとめ買いします。 金の鯱鉾が付いたキティの御当地ボールペンはなんとなく金運が良い気がして 仕事では名古屋城で買ったボールペンを使用するようにしています。 (※個人的に御利益があると思い込んでるだけで金運の根拠や言われはありません) 眺望(北側) 展望台からは犬山城・小牧城・岐阜城が見渡せます。 肉眼では限界があるので望遠鏡を使いました。 遮るものが無いので昔もかなり遠くの方まで見渡すことが出来たのでしょうね。 とはいえ、大坂城はちょっとムリかな^^; 展望台以下は展示室になっています。 鷺之廊下北側戸杉戸絵 天守閣1階の重要文化財コーナーに特別展示になっている梅之間の戸杉戸絵です。 戦時中疎開して襖絵や天井絵などが数点戦火を免れたものもあります。 小物ならともかく、こうした建具を持って逃げるってすごい! 御殿椿 本丸御殿にある銘木から接木された椿で、原木は空襲で灰をかぶった幹から 新芽がのびたもので、ど根性な椿です。 不明門(復元) 本丸北側と御深井丸を繋ぐ門なのに厳重に施錠されていた門なので 「あかずの御門」と呼ばれていました。 そして門の外側の塀には剣塀で侵入を防いでいます。 剣塀 軒桁に30cm程の槍の穂先を並べ、忍返しとして使われたものです。 天守閣と小天守閣とを連結する橋台の西面や、不明門北面の塀に見られます。 天守礎石 天守台にあった礎石を天守再建の際にこの地に移し、かつての敷説状況を再現しています。 とは言え、石と石の間隔が狭くこれだけ多くの柱があったの?と 素人ながらちょっと疑問に思ってしまいます。 石棺式石室 なぜかここに出雲地方の石棺式石室があります。 寄付されてここにあるようですが??? どういう経過を辿ってここにあるのか気になります。 転用石説と天守再建の際に提供された説と寄付されて行き場がなく…なんて話も ありますがどれがホントなんでしょうね^^; 東一之門跡 戦災で焼失した東門枡形の櫓門があった場所です。 この門の脇に「清正石」があります。 清正石 加藤清正が運んだことで有名な巨石ですが、 実は、この石垣の施工大名は黒田長政だそうです。 旧二之丸東二之門 愛知県体育館建設にあたり解体された東鉄門を昭和47年、 この地に移築復元されました。 東南隅櫓(辰巳櫓) 石落しが設けられている二重三階櫓。 ここにはかつては武具が納められていました。 東門 二之丸大手二之門(西鉄門) 現存の高麗門です。 残念ながら工事中でその姿は見えず。 水門 2つの水門は「閘門(こうもん)」と呼ばれる施設です。 車で信号待ちをしていたら先日ブラタモリで見た水門が見えたので慌ててパチリ! これが「こうもん」を連呼していた水門なんですね^^; 子供のころからよく見た名古屋城。 昭和の名古屋城天守に登れるのもこれが最後と思い、この機会を逃したら 一生後悔する!と思いつつ、いつ行けるかとその機会を窺っていました。 たまたま別の用事がキャンセルになったこの瞬間に、 「今でしょ!」というタイミングで名古屋城に攻め入りました。 そしたら、名古屋城周辺はマラソン大会で道路が規制されていて周辺の散策は断念。 この後は名古屋ボストン美術館も閉館になるとのことで美術館にも行って来ました。 次に見る名古屋城は木造かあ。楽しみですね。 しかも竹中工務店とは、竹中半兵衛も何百年もの後に築城するとは 想像も出来なかったでしょうね。 平成24年6月24日登城 平成30年3月11日再登城  おぼえておこう! 【1級】名古屋城天守は外観五重、内部は地上五階、地下一階であるが、各階の中で階高が一番大きい階は、床から天井まで7.5mあった。最も大きいのは何階か。★★ 【1級】名古屋城天守が、現存する我が国最大の天守になったのはいつか。★ 【1級】名古屋城天守の「石落し」は、天守入口の上の他に、何階に設けられていたか。★ 【1級】名古屋城天守地階にあった井戸は、何と呼ばれていたか。★ ★織田信長の居城であった「那古野城」は、現在の名古屋城の二の丸あたりに位置していたと言われています。 ★現在、名古屋城本丸御殿の復元工事が進行中で一部完成した部分が公開されています。全ての完成は平成30年が予定されています。 【1級】名古屋城天守屋根瓦が、二重目以降全て銅瓦に葺き替えられた、いつの改修の時か。★ 【1級】復元され公開されている名古屋城本丸御殿玄関一之間の襖に描かれている動物は、虎と何か。★ 【1級】名古屋城天守と小天守を結ぶ橋台の土塀の軒先には、30cm程の槍の穂先を並べた忍び返しがある。この塀を何塀と呼ぶか。★ ★1871年(明治4年)廃藩置県により全国が直轄領となると、旧2鎮台は廃止され、新たに4鎮台8分営が設置されることとなりました。しかし、名古屋城には4鎮台が置かれませんでした。 【準1級】関ヶ原の戦い後、次の戦いに備えて慶長の築城ラッシュとなった。徳川城郭の特徴は、平面プランがほとんど共通していて、省エネ城郭と言える。篠山城と相似形の城とされるのはどれか。★★★ 【準1級】天守の中で華頭窓を一切使用していない城はどれか。★ 【準1級】名古屋城の天守と小天守を結ぶ一種の廊下橋を何と呼ぶか。★★ ★名古屋城に現存する三重櫓、西北隅櫓は近くの清洲城から移築したものと伝えられます。 【2級】名古屋城の本丸御殿は、現在復元作業が進められているが、御殿はいつ焼失したか。★ 【2級】名古屋城には本丸と二の丸に御殿が有った。二の丸御殿の用途はどれか。★ 【3級】徳川家康が築かせた、金の鯱で知られる名城はどれか。★★ 【3級】昭和20年まで天守、小天守、本丸御殿が残っていた天下普請の城はどれか。★ 日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ)日本城郭協会,福代徹学研プラス close

名古屋城(愛知県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城
投稿日時 2018-03-23 14:20:15

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