二本松城(福島県)の詳細

二本松城(福島県)
むぎの城さんぽ
ページの情報
記事タイトル 二本松城(福島県)
概要

二本松城(にほんまつじょう) 別名 霞ヶ城(かすみがじょう)、霧ヶ城(きりがじょう) 構造 山城 築城者 畠山満泰 築城年代 1441年(嘉吉元年) 指定史跡 国指定史跡 場所 二本松市郭内 【 地図 】 白河より移封された丹羽光重が10年の歳月をかけて築城しました。 戊辰戦…… more 争では少年(12歳~17歳)も動員され新政府軍と戦いました。 この戦闘でわずか1日で二本松城は落城、藩士は全員討ち死にし、 多くの犠牲者が出て建物の多くが焼失しました。 戊辰戦争第一の激戦地の舞台となった城祉です。 二本松少年隊群像 戊辰の役(戊辰戦争)でふるさとを守るために若い命を散らした、 二本松少年隊を顕彰する群像で二本松市名誉市民である彫刻家 「橋本堅太郎」氏に依頼して制作したものです。 千人溜 千人溜には二本松少年隊群像があり、千人溜と箕輪門へ続く入口の道を挟み、 両脇に大きな駐車場があります。 箕輪門 城下の箕輪村(現在二本松市内)にあった樫の木を使用して造られていることから 箕輪門の名が付きました。 箕輪門の赤松 土塀代わりに植えられた樹齢約350年の老松(赤松)は、 傘を広げたような形をしているため傘マツと呼ばれています。 塀重門跡 箕輪門から三の丸へ向う所にある石垣の門で 石垣の台だけで建物としての門は造られませんでした。 三の丸 三の丸の広場で展示される二本松の菊人形開催に向けて準備中です。 今年の開催期間は、 平成29年10月14日(土曜日)~平成29年11月23日(木曜日・祝日) となっています。 大正期には、ここに二本松製糸会社がありました。 当時は多門櫓も無く、石垣上には大きな工場が建てられていました。 日影の井戸 「日本三井戸」の一つで 千葉県印西市の「月影の井戸」、 神奈川県鎌倉市の「星影の井戸」とならび、「日影の井戸」と称されています。 本丸下南面大石垣 斜面の奥側の石垣が二本松城で最も古い石垣のひとつです。 野面積みで蒲生氏郷の時代に穴太衆によって築かれた石垣が残されています。 本丸石垣(平成22年撮影) 東日本大震災の半年前の写真です。 この後震災で石垣が崩れてしまったようですが、奇麗に積み直されたことが 次の写真でわかります。 本丸石垣(平成29年撮影) 震災から6年、以前訪れた時と変わりなく石垣が美しい。 熊本城の石垣もこのように復活できると良いですね。 以前と違うのは通路が歩きやすくなっているところでしょうか。 本丸(平成22年撮影) こちらも最初に訪れた時の写真です。 本丸(平成29年撮影) 6年が経ちました… ベンチが設置され標柱も変わっています。 桝形虎口 桝形虎口内部を東櫓台から見下す。 天守台 実際には天守は築かれていないらしい。 東櫓台 ここからの眺めはなかなかのものです。 西櫓台 こちらは前回訪れた時に素通りしてしまったので 今回はしっかり見て来ました。 天守台下西面二段石垣 蒲生氏の時代の穴太衆によって築かれた石垣と加藤氏の時代の石垣と 比較しながら見ることが出来ます。 搦手門跡 1590年(慶長初期)頃に建てられ、その後に何度か修復改築されたことが絵図等でわかります。 少年隊の丘 戊辰戦争の直前まで藩内少年武士が鉄砲の稽古をした場所で、 戦に出陣した隊員六十四名の顕彰碑を1940年に記念事業として建立したものです。 新城館 新城館は天正期には本城的機能を果たし、 重要な施設であったことが発掘によって判明しました。 智恵子抄碑 大きな自然石に「あれが阿多多羅山、あのひかるのが阿武隈川」という 「樹下の二人」の冒頭の句が刻まれています。 この自然石は「牛石」と呼ばれ、畠山満泰が築城の際に いけにえにした牛が石に化したものと云われております。 霞ヶ池 フジ棚は智恵子の生家の庭先にあったもので、元二本松町長の今泉修二氏が 自宅の庭にあったものを寄贈したものです。 七ツ滝 この滝は7つの小連段になっている滝です。 るり池 洗心亭 丹羽藩主時代、霞ヶ城内の庭園にいくつかあった茶室の一つ「墨絵の茶屋」で、 藩主の釣り茶屋となっていたのを、現在の地に移し「洗心亭」と名づけたものです。 戊辰戦争の際には城内にの多くの建物は焼失したものの、洗心亭は城外に移築されていたため 奇跡的に残り現在の地に際移築された現存の茶室です。 戒石銘碑 公園の東入口右側にある自然石に、1749年(寛延2年)藩主が、儒学者岩井田昨非の献策により 藩政改革と綱紀粛正の指針とし、一夜のうちに刻ませたものであると云われています。 最初に訪れた時にも思ったのですが、本当に美しい石垣です。 これなら建物はいらないなと思うくらい石垣だけで満足出来ちゃう城祉です。 どうしてももう一度見て歩きたくて二本松城だけ目指して再訪問しました。 平成22年8月15日登城 平成29年8月20日再登城 スタンプNO.11 スタンプ設置場所 二本松市歴史資料館受付窓口 JR二本松駅構内観光案内所 戦国手帳 2018年版 (紺)クリエーター情報なし㈱コミュニティネット close

二本松城(福島県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城
投稿日時 2017-09-07 15:40:03

「二本松城(福島県)」関連ページ一覧

新着記事一覧

<打込み接・布積み(関八州)> 江戸城、小田原城、佐貫城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、昨日から、下記の分類表「①②-(4)打込み接・布積み」の石垣を導入しているお城を、再び日本の北から南にかけてご紹...
シロスキーのお城紀行
2022-09-26 01:00:04

中城城 日本100名城 沖縄 路線バスで行く世界遺産5城 5-4


hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
 ◆中城城 三の郭の石積 またかなり間が空いてしまいました。引き続き3月中旬に久々に沖縄、世界遺産5城を2泊3日で路線バスを利用して...
hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
2022-09-25 14:40:05

<打込接・布積み(奥羽・出羽)> 弘前城、盛岡城、仙台城、会津若松城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、「①②-(3)打込み接・乱積み」を日本の北から南まで展開しているお城の写真をお届けしてきましたが、昨日で一応終了...
シロスキーのお城紀行
2022-09-25 02:00:03

讃岐小豆島 星ケ城  西峰と東峰から成る素晴らしい眺望の山城


久太郎の戦国城めぐり
讃岐小豆島 星ケ城 (香川県小豆郡小豆島町安田・星ケ城山) <県指定史跡> <ちょっと小豆島まで行ってきます・②>坂手港から安田館を訪問した後...
久太郎の戦国城めぐり
小豆島の城めぐり
2022-09-25 01:40:03

第439回:江馬氏下館(北飛騨における江馬氏の繁栄を示す城館跡)


こにるのお城訪問記
訪問日:2021年11月江馬氏下館(えまししもやかた)は岐阜県飛騨市にあった城館です。江馬氏城館跡の一つとして国史跡に指定されています。北飛騨の雄...
こにるのお城訪問記
岐阜県の城郭
2022-09-25 01:20:03
;